目的
損益計算書がどのような区分になっているか書式を理解する。
関連キーワード
損益計算書がどのような区分になっているか書式を理解する。
損益計算書, 区分
解説
「企業会計原則 第二 ニ」では、損益計算書の区分を大きく分けて次の3つにするとしています。
1. 営業損益計算
2. 経常損益計算
3. 純損益計算
更に、それぞれの区分に記載する内容として、次の通り規定しています。
1. 営業損益計算
当該企業の営業活動から生ずる費用及び収益を記載して、営業利益を計算する。
二つ以上の営業を目的とする企業にあっては、その費用及び収益を主要な営業別に区分して記載する。
2. 経常損益計算
営業損益計算の結果を受けて、利息及び割引料、有価証券売却損益その他営業活動以外の原因から生ずる損益であって特別損益に属しないものを記載し、経常利益を計算する。
3. 純損益計算
経常損益計算の結果を受けて、前期損益修正額、固定産売却損益等の特別損益を記載し、当期純利益を計算する。
純損益計算の結果を受けて、前期繰越利益等を記載し、当期未処分利益を計算する。
ただし、純損益計算の結果を受けて、前期繰越利益等を記載し、当期未処分利益を計算します。
これを元に標準的な損益計算書(P/L)を作成すると、次のようなイメージになります。
売上高
(-)売上原価
----------------------
売上総利益
(-)販売費及び一般管理費
----------------------
営業利益
(+)営業外収益
(-)営業外費用
----------------------
経常利益
(+)特別利益
(-)特別損失
----------------------
税引前当期純利益
(-)法人税等
----------------------
当期純利益
(+)前期繰越利益
----------------------
当期未処分利益
なお、この件は当サイトの練習問題集(無料) [成績管理機能・合格判定付]に収録されています。
練習問題集(無料)には、合格に必要な 950 問を提供していますので、合わせてご利用下さい。